連載:フィガロ王立吹奏楽団 参加レポート<第3回>

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タツキさん(@over_tatsuki) による、フィガロ王立吹奏楽団参加レポート第3回。今回は見どころ盛りだくさんだった第2部からになります。

それでは早速どうぞ。


2019/04/13 フィガロ王立吹奏楽団ドマ国公演(フィガロ吹)にお越しいただいた皆様ありがとうございました。そして奏者スタッフの方々お疲れ様でした。

一応4回にわたってお送りする予定の本レポートですが、2回が終わった時点で1部までしか触れていないという偏りについては私も認識しています。そもそも投稿するまで時間掛けすぎ。なので少し簡潔に書きたいと思います。多分無理ですが……では早速!

(本レポートは個人の感想の延長ですので、一部に事実誤認や自画自賛に美化含むと非常に偏ったレポートになります。ご了承ください)

■2部開始~05ガウのテーマ~獣ヶ原

さて入場。今回はコスプレ奏者も一斉に入場します。サプライズはないと思ったのですがなんとロックが台本を紛失するというミス。「お前がぶんどられる側かよ!!!」というツッコミを思わずいれてしまいましたがどうやら見つかったようで滞り無く進行します(見つけてくれた人ありがとう)。

すいません滞りなくではなかったですね。セーブデータがロードできなかったので……

みんなでロードしました。具体的には一曲目の予兆を歌いました。同じことは確かフィガロオケでもありました。あの時は観客席にいましたが全力参加しました。今回は舞台の上でお客様と対峙。2度おいしい。

無事にみなさまの協力のおかげでロードに成功し、あーよかったね~とおもってたらモグがなんか怪しい動きをしてロックが「何?話したいの?」とMCをモグに譲ります。

「シナリオ選択もう終わったクポ~」「みんなで幻獣を守るクポ~!」

ハイかわいい。

舞台からも観客席からも笑みがこぼれます。

そんなあたたかい雰囲気を引き継ぐように2部の演奏スタートです。冒頭はガウのテーマ。

あのやっさしいメロディーをマッシュのコントラバスで奏でます。いきなりコントラバスのどソロからってのは本当にめずらしいんじゃないでしょうか。フィガロオケでもコントラバスソロがあったのでちょっと麻痺してる感はありますが、マッシュが演奏するってのがまたね……ソロの後も情感たっぷりに木管達がメロディを受けつぐのですが、ここの個人的ベストオブ聴き所はファゴットでございました。この曲どう料理してもファゴット美味しくなると思うんですよ。さらにフィガロ吹のファゴットの3人はモグを筆頭にどなたも実力派揃い。大変気持ちよく牧歌的な木管低音アンサンブルをかみ締めておりました。トロンボーンは出番なかったのである意味聴衆と一体化したと思います。

そして雰囲気が変わって獣ヶ原へ。ここはパーカッションの見せ場です。タムタムのドコドコから小物ガチャガチャ!!サックス中低音の独特な響きが曲の雰囲気によく似合います。思えば二部はオペラが中心のお祭り感ある部でしたね。獣ヶ原はその幕開けにふさわしいチョイスだったと思います。

そういえば蛇足ですがエドガーの配役決まる前に獣ヶ原の最後のパーカッションドコドコ、微妙に人数が足りず私がシェイカーやるとかいう話があったんですよね。最終的に無くなりましたが。今更ですがやったらやったです面白かったかもな〜……

■06帝国の進軍~幻獣を守れ!~決戦

ブラスバンドの大好物ノリノリバリバリの戦闘曲きました。帝国の進軍は金管主体で重々しく始まり、木管が繋いだ後一気に幻獣を守れ!に入り加速します。2部冒頭、モグが「みんなで幻獣を守るクポ~」とかわいく言ってましたが曲そのものは可愛さナッシング。もはや命のやりとりです。

しかしまあ曲が楽しいんですわ。理由は1部の戦闘とほとんど同じですが、吹奏楽はこういった速いテンポで打ち鳴らすような曲がやはり楽しいですね。特にトロンボーンは楽しいです。静かな曲では出番が基本ないので……。

練習では幻獣を守れ!から決戦までの流れに気合を入れすぎて自滅することもありましたが、実際のプログラムとなると他にも妖星乱舞などなどの超強力な楽曲が後ろに控えていることもあり、落ち着けと言い聞かせながらの演奏を個人的に心がけていました。ただ、曲が曲なのでやっぱり気持ちが入って熱い演奏になってしまうのですが。ああ、楽しい、と思って演奏を続けると更に加速して決戦へ!!ドラムカッコイイ!!!

この曲のヤベエポイントはユーフォニウムだと思います。フォルテシモで跳躍込みのメロディーを吹きこなしていました。唇の柔軟性やばい。ユーフォの二人技量高すぎるのでは???ぼくにはとてもできない。

そのほか木管金管弦打すべて前のめりに演奏したこの曲、迫力だけだったらオケにも負けなかったのでは?と思っています。

■07オペラ

演出盛り沢山オペラッ!!!説明不要ッッッ!!!!

てな訳にはいかないのでちゃんと書きます。はい。

オペラはフィガロオケ同様プリマフィガロの御三方が素敵な歌声と演技を披露してくださいました。

フィガロオケとの違いは失敗2パターンからのゲームオーバー、ワルツが上手に、決闘時の武器がパワーアップ、50万ギルおじさん不在、何より演技の上手くなったセッツァー!!

基本的にはフィガロオケの二番煎じになるのは致し方ないと思うのですが、なるべく違いを見せようと工夫したことがお客様にも伝わったのか、あったかいリアクションを沢山もらいました。本当にありがとうございます。

まず掴みとして失敗2回目からのゲームオーバーがよかったですね。舞台をふらふらするセリスでクスクス聞こえてましたし、最後舞台に倒れるところでは爆笑アンド拍手をたくさんいただきました。そのシーンでは演奏していなかったので私も大いに笑いました。いやあ楽しかった。

あと今更ですがプリマフィガロの皆さんの歌ですが、ホールで聞くと感動も倍ですね。歌に合わせて管楽器も入ってたのですが、歌声に寄り添うよう皆さん慎重に演奏されたと聴きました。どのように観客席には届いていたのでしょう。観客席で聞きたかった。

楽しいオペラの失敗が終わったところで、スピナッチ・ラグ!!ピアノオンステージ!!楽しい!!!上手い!!!

練習の度にその演奏に聞き惚れていて、特等席で聴かせてくれてありがとうという気持ちでした。それもコレで終わりと思うとすこし寂しい。

なおフィガロオケを聞いていた人は50万ギルおじさんの登場を期待してたでしょうが、今回は無しです。代わりにオーボエ奏者としてプレコンのレポートでも触れたとおり規制ギリギリのエロいオーボエを吹きまくっているので許してほしいです。あのビブラートの掛け方参考にしたいのにいつも聞き惚れてしまって参考にならぬ。

スピナッチ・ラグ後は成功バージョンのオペラに突入です。

個人的にはセリスの元に向かう時に流れるオーボエソロがすっごく好きで、やっぱり聞き惚れていました。途中でクラリネットが混ざるのもなんとまあ素敵な音色で。ほかにも素敵なオーボエソロがフィガロ吹では沢山あるのでそこでも聞き惚れてたんですけどね……特にここはきれいでえろい……

あとあと、ラルスの「決闘だーーーーーーーーー」の声もめっちゃ好きでして……ホール奥まで響く美声に感動していました。そして決闘で一気にボルテージが上がったところでオルトロスちゃん落下!!!ロックの回転しながらの台詞!!!そして最後の見せ場はセッツァーの「待ちな!!最高のショーだったぜ!!!」のあのセリフ!!!

フィガロオケでも演者もそのままに全く同じセリフを同じ場所で言っていたのですが、その時のセッツァーの声が以上に高かったのが大ウケしてオケ奏者を中心に話題に。その後、“待ちな先輩”というセッツァーの中の人のキャラが確率されてしまうというよくわからない現象が起きていました。

その背景がある中で満を持してのセッツァーの登場。観客席から喚声が上がり台詞を言うどころではなく、両手を前に出してお客様を制止する待ちな先輩。この謎の期待値に高さにステージ上じゃなかったら声上げて笑ってたところです。

そして出たー!!!「待ちな!!(ここでもう笑いが起きてる)最高のショーだったぜ!!(大爆笑)」

あっ!!今回はちゃんと声が低い!!!もの凄い拍手をもらったステージを駆ける待ちセッツァー!!!オペラのクライマックスはここでしたね。オペラ失敗ゲームオーバー場面もかなり笑いを生んでいましたが、私が聴いている限りだろここが最大の笑いポイントでした。おいしいところをもっていくセッツァー。役得。

そしてその興奮に乗っかってセッツァーのテーマを演奏しオペラ終演!!!大変楽しいステージになりました!!

■08目覚め~ん?

大盛り上がりだったオペラを引きずるようにちょっとコミカルな効果音が特徴的なプログラムに移行します。

ん?では、パーカッションがさまざまな楽器を使っていますが特にここの「ハッ↑ホッ↓」の音ってか声は合奏中に個人練習が始まったんじゃないかってくらいの拘りがありました。打楽器じゃなく声なのに一番練習したのではないでしょうか……本番でもちゃんと聞こえていたようで何よりです。

そんでロックの状態異常”げろげろ~”のターンです。もう指揮するとかそういう話じゃない!けど演出としては大変おもしろいですよね。船酔いで苦しんだロックはそのままオーボエ奏者の50万ギルおじさんに助けを求めて轟沈します。御膝に手が……なんていうご褒美……実際めっちゃ喜んでましたが……そしてげろげろ~で倒れていたロックも曲が終わった瞬間元に戻りますが……画面切り替わったら元にもどるみたいでこれもまたゲームっぽいですね。

この曲めっちゃ短いので特に書いておきたいことはこれくらいですかね……というか色々と書きすぎでは。ここまで読む人いるのか?そしてこのペースで書いて最後まで読む人現れるのか?

■09魔大陸~死闘~大破壊~メタモルフォーゼ

魔大陸は!冒頭のトロンボーンによる「ギュオーーーン↓」のグリッサンドに全てをかける曲です(トロンボーン調べ)。本気で吹きました。ここで雰囲気を作らないとね!!

跳ねるティンパニに合わせてどことなく異国情緒のあるメロディ、わざとらしいクレッシェンドと聞いていて飽きない曲の魔大陸。もっと聞きたい演奏したいってなるんですが、その後に死闘~大破壊とこれまたおいしい曲が待っています。2部終了に相応しい骨太プログラム。オペラの雰囲気何処へ行った。

魔大陸は比較的ゆったりしたテンポですが死闘は速いテンポで、木管の高音高速連符で畳み掛けます。ここの木管まーじで難しいですよね。練習ではカイエンがここをがっつり引っ張っているように聞こえ、大変頼りがいのある演奏でした。後ろでロングトーンをバリバリ言わせているトロンボーンとしては理解できない領域。怖い。彼らを殺さないようテンションを抑えて全音符を吹きながら鬼気迫るクラリネットを中心とした木管に圧倒されていました。まさに死闘!!追いかけるトランペットにホルンの刻みも手に汗握る戦闘を彷彿とさせます。

その後の大破壊からメタモルフォーゼは和音で響かせることで雰囲気が出るので、演奏するのに気を使いました。直前まで速いテンポで強く吹いていたからなおさら切り替えを意識しましたね。なおここも木管が意味わからん動きしてて恐ろしいです。世界崩壊にふさわしい恐怖感。実際の演出では、世界崩壊の場面では照明をぐっと落とし、地響きだけを残す怪しい終わり方でした。

ここに世界は崩壊した……。

ようやく2部が終わったところですがほんと感想文長いですよね。どれだけ書くんだ。

実際の演奏会も3時間ほどで長丁場だったんですけどそれにしても長い。しかしもう折り返したはずなので、あと少しお付き合いください。