連載:フィガロ王立吹奏楽団 参加レポート<第2回>

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タツキさん(@over_tatsuki) による、フィガロ王立吹奏楽団参加レポート第2回。今回は演奏会本編のスタートからになります。

楽曲ごとに振り返る形式になっていますので、是非あの日の感動と興奮を思い出しながらお読みください。


2019/04/13 フィガロ王立吹奏楽団ドマ国公演(フィガロ吹)にお越しいただいた皆様ありがとうございました。そして奏者スタッフの方々お疲れ様でした。

あまりにも書きすぎて連載形式になってしまったうえに、まさかの第1回は演奏本編開始前で終わってしまった本レポート。いるのかわかりませんがお待ち頂いてた方、申し訳ありません。さっさと本編レポートに移ります。ではエドガーソロ満載だった一部についてです。

(本レポートは個人の感想の延長ですので、一部に事実誤認や自画自賛に美化含むと非常に偏ったレポートになります。ご了承ください)

■01予兆

FF6のカリスマっぷりを表す要素のひとつがこのオープニングだと思っています。怪しいパイプオルガンのベルトーン。クワイア。そんで吹雪から始まる物語の最初のシーン。これは本当に衝撃でした。

ゲームそのものの魅力に加えて、ここはホールの音響を生かした演奏だけでもう身体全体で物語に溺れているような感覚に陥ります。

奏者側から見ると観客席が暗く沈んでいて、これもまたゲーム画面を連想させ「これから始まる」というまさに曲名のとおりの予兆を奏者一同感じていたと思います。観客席にも伝わっていたんじゃないでしょうか。

それから触れておきたいのは、冒頭のパイプオルガンのち、一度ピアノを挟んでからサックス中心に重く響かせるという編曲。言うまでもないですがサックスはフィガロオケにはおらず、フィガロ吹のみで登場した楽器です。その音が一曲目から響いたところで、これは吹奏楽編成だぞ、と改めて思い知らされた感じがいたしました。

ちなみに吹雪の音ですが、あれは奏者が口でヒューヒュー言って鳴らしてました。練習でも吹雪の箇所があれば全員全力で吹雪の練習をしていたのでホールでも良く響いたと思います。口ってマジ便利ね。

■MC、02目覚め~戦闘~勝利のファンファーレ

何度か指揮代表のロックの率いる演奏会に参加させてもらっていますが、私の知る限りロックは台本なしでMCされていました。フィガロオケでは台本を用意されていたので、ちょっと驚いたんですが、フィガロ吹でもそのようになっていました。

エドガー陛下とカイエンの命でドマ国復興公演です、という設定をここで伝え、観客席からは「なるほどね~~そういえばここは立川じゃなくてドマ国だったわ~」という声にならない声が聞こえてきました。ドマ国公演なのでカイエンがコンマスなんです。カイエンは別に国王じゃねーけど世界救ってるし国王みたいなもんでしょう。

んで演奏開始です。冒頭は静かな「目覚め」。犬の鳴き声とノックの音がSEとして使われますが、犬の鳴き声は目の前にいたシャドウがやったんですよ。ユーフォニウム使って。もう犬の鳴き声するなら抱えてるユーフォニウムはもうインターセプターとして認定していいんじゃない????とか後ろから思ってました。それくらいクオリティの高いワンワンでした。

観客の皆さんはどこから音出てるのか混乱したんじゃないですか?あれシャドウがやったんすよ。

その後、ナルシェから戦闘へと駆け抜けます。ナルシェの蒸気音も必殺技「奏者の口」でした。便利。でもって突然のトロンボーンのグリッサンドによる会敵音!!画面切り替え!!!とゲームを再現しながら「戦闘」に入ります!!!

個人の話で恐縮ですが数あるFFの戦闘曲でもFF6の戦闘曲が一番好きなんですよ。その上この曲はテンポも比較的速くて吹奏楽編成の音の勢いが上手く生かせてメッチャ楽しいです。

演奏会では恒例のファイアなどのSEを取り入れてバタバタした感じに仕上げられておりました。勝利のファンファーレもループで長めに!!ようやく吹奏楽ステージっぽくなってきましたね。

なお私は次のエドガーによるトロンボーンのソロ祭に備えて少々浮き足立っておりました。だって直前に楽屋はブラックジャックに占領されるしそれが終わったらサックスチョコボがやってくるし、隙間時間でネタの写真撮影したり主にセッツァーと遊んでたらソロの練習するの忘れちゃったんだもん……ええ……完全にアホですね……

■03エドガー・マッシュのテーマ~運命のコイン~魔道士ケフカ~ロックのテーマ

来ました。フィガロ城来ました。冒頭のトランペットから繋いでエドガー、ティナのソロです。

配役に合わせてソロが追加され、吹奏楽ならではのスタンドプレイ強要。つまり暗譜前提。へっぽこプレイヤーなのでビビりましたしめちゃめちゃ練習しましたよ。自宅で、また合奏練習の合間で何回も吹きました。(じゃあなんで本番当日直前の練習をしていないんだという指摘があると思います。はい。慢心です。だって楽しかったんだもん楽屋……)吹いてる本人としても、緊張した硬い音になっている感はありましたが、とりあえずは吹けましたのでヨシと思っています。また一部のエドティナ民にダメージを与えることができたようです。やったぞ!!!!

この曲は壮大かつ金管がよく鳴るのでテンション上がりがちですが気を付けないとテンポがどんどん遅くなって崩壊する曲でもあります。本番でもかなりテンポを意識し、非常に気を使ったはず。それに奏者もまだ一部ということで、まだ緊張していてかなり気を使いながら演奏したと思っています。もちろん主観ですが……

そして運命のコイン。ここはフィガロオケで、すくなくともコンマスエドガー陛下最大の見せ場だったと思っています。エドガー陛下がコインを……いかんでしょその演出は……泣ける……

フィガロ吹では同じ演出はせず、ピアノと木管でしっとり歌い上げましたがまあ……このイベントでエドガーソロ入れないって判断は無しですよね……と言う事でまたまたソロです。今度はテナーサックスも付いてくれていますが、立ち上がるのはエドガーのみでハチャメチャに目立ちます。でもここはすっごく素敵なメロディーなので頑張って吹きましたとも!!

というかここで失敗したら陛下として情けなすぎるので本当にプレッシャーのかかるソロでした。音域はやや低めなので息をたっぷりいれて響くように吹きましたが、丁度見下ろす位置にいたユーフォのシャドウがうまいこと支えてくれて楽に吹ききることができました。でも実際にどうだったかは自分ではよくわかりません。そんな余裕なかった!

ただ、最後のロングトーンをしている時、指揮のロックも観客席から見えないようにこそっと胸元でOKサインを出してくれました。

そこでよし、ソロちゃんと聞こえてたんだな、ということを理解するとともに腹の奥から温かい感覚がじわりと四肢に伝わりようやく緊張が解けました。

そして暗い観客席に浮かびあがる、こちらを一瞥しながらOKサインを出したロックの姿を焼き付けながら静かに座りました。あの光景本当に美しかった……すき……

私がやりきった感を抱える一方演奏はケフカのテーマに。この曲は一見変わった拍子なんですがとってもノリやすく、低音を中心にボルテージが上がっていきます。ガストラ帝国を一瞬挟んで……ロックのテーマだーーーーー!!!!!

パンフレットにもありましたが、これはフィガロ城の潜航シーンのところ。チョコボは居ないけど気持ちよく砂漠を駆け抜け……陛下の「ブラボー!フィガロ!」で締める最高の終わり方!なんですが!!

運命のコインのソロを吹き切り安心した私はですね…ブラボーフィガロと叫ぶ演出を忘れかけたんですよね……自分でもびっくり……しっかり立って叫ぶ予定が普通に楽器吹いてんの。隣のトロンボーンパートがめちゃくちゃ焦ったそうです。

というか奏者全体が叫ぶ予定の箇所を過ぎても「ブラボーフィガロ!」と聞こえないので超不安になっていたらしいです。ですよね!!!なお私は楽譜とにらめっこして全然気付いていなかったという。やばいですね!!!

でも奇跡的に電撃的に思い出して即立って叫びましたとも。この動作を即できたのは何度も練習したからですね。「何回叫ばせるねん……」と若干声を枯らしながらこなした過去の合奏練習に感謝します。内心ふざけんなロックと思ってましたがやっぱり一生着いていきます。反省。

そういえば終演後お客様から「ブラボーフィガロ、突然でびっくりしました」とのお言葉をいただきましたが、ただ忘れかけただけです。あと奏者からブラボーフィガロ遅くなかった?といわれました。はい。だって忘れてたもん。本当に危なかった。笑える(笑えない)。

■04街角の子供達

一部の最後は癒やしメロディな街角の子供達で終えます。

フルートパートのメロディーに木管全体がが乗っかりあの独特のウインドサウンドがホールに広がります。出番のない金管、至福のひととき。特にオーボエが本当に綺麗で……何回聞き惚れて落としそうになったことか……あと吹奏楽ならではのクラリネットとサックスの溶け合った独特の響き。無限に聴いていたい。

演奏会にいらした方にはもう一々言う必要がない情報ですが、フルートにはリルムがおりました。で、ここでリルムとシャドウのソロがあったりします。

シャドウとリルムを同時に視界に収められる私とても幸せにその様子を見ていました。その後にリルムとエドガーのソロがまたもぶち込まれてますが、曲の雰囲気にいい具合に飲まれて本当に楽に吹けました。吹いたあと、「流石に犯罪か……」的なポーズをつけて座るという余裕まで見せましたが優しいこの曲の中では蛇足でございましたね。そもそもリルムもエドガーも中の人は結婚してますからね。やっぱりアカンやろこれは。

最後はピアノで宿屋のSEを奏で、これで一部のプログラムが終わりです。

モグが休憩のMCでおもしろ話をしているのは気付いていたのですが、内容は舞台からは良く聞こえませんでした。ちゃんと聴きたい……どこかで台本を見せてくれないだろうか。

でも当日MCの内容よりもソロ3連発を無事終えてバーサクモードになっていたため、さっさと楽屋に引っ込み、マッシュに「ソロ乗り切った~~」と報告したのを覚えています。というか1部だけすべての部を通して最後袖にはけるとき絶対マッシュと一緒にはけていましたね。意識しなかったんですが一部のフィガロ兄弟の民にダメージを与えていたようです。

えっとですね……今回はここまでなんです……

ソロが沢山あった一部は個人的に募る思いがあり、自然に結構な文量を書いてしまって……

次は2部の予定です。お待たせして申し訳ありません。