連載:フィガロ王立吹奏楽団 参加レポート<第1回>

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2019年4月13日に開催された、フィガロ王立吹奏楽団の演奏会。

1月の管弦楽団の公演に引き続きFF6のファンが多数集まり、座席はほぼ満席。大盛況の中で幕を下ろしました。

Alter Classicaでは、管弦楽団の公演に引続きプレイヤーとして参加された方に参加レポートを寄稿していただきました。

寄稿して下さったのはトロンボーン、そしてエドガー役のタツキさん(@over_tatsuki)。ご自身の思い入れもたっぷり込めて書いて頂いた超長編となりましたため、今回から全4回に分けてお送りします。

終演から少し日数は経ってしまいましたが、あの日の感動と興奮を思い出して頂ければと思います。


2019/04/13 フィガロ王立吹奏楽団ドマ国公演(フィガロ吹)にお越しいただいた皆様ありがとうございました。そして奏者スタッフの方々お疲れ様でした。

2019年1月に演奏会のあったフィガロ王立管弦楽団(フィガロオケ)に続くFF6の演奏企画ですが。やばかったですねフィガロオケは。

生音パイプオルガンだけでも致死量なのにフルオケ編成での全曲演奏。チケット売り切れ!!新宿文化センター超満員!!!そんでもってあけてびっくりコスプレ奏者による”わかってる”演出!!!そりゃトレンド入りするわなという恐ろしい公演でした。

感想はこちらのレポート(https://alter-classica.jp/656/ )にまとめられておりますので是非お読みください。

一部の奏者はフィガロオケに続いてフィガロ吹にも参加されていますが、私はフィガロ吹のみでフィガロオケでは客席でとんでもねえ演奏と演出にボコボコにされておりました。演奏会終了後、ぼーっとした頭で帰ろうとしたらロビーにいらっしゃる実体化したパーティーメンバーに魅了されて狂信者になってしまった後、気付いてしまいました。

フィガロ吹への期待値、めっちゃ上がってない?

そんなプレッシャーを受けつつもやりきったフィガロ吹の奏者目線でのレポとなります。

申し遅れました。

この寄稿分はフィガロ吹でトロンボーンおよびかいてんのこぎりパートをしてたエドガー役のタツキが綴っております。

なお、なるべく中立で書こうと思いましたがまったくできておりません。基本的に個人の感想の延長ですので、勘違いや自画自賛に美化含むと非常に偏ったレポートになります。ご了承ください。それでは4/13にタイムスリップ!!!気付けばもう一ヶ月以上前だよ!

■本番当日朝~プレコン

(本番当日に向けて練習なりコスプレなりめっちゃ準備してきたのにそれをすっとばすのは違和感があるけどそれには目を瞑りつつ)フィガロオケは早々にチケットの発券が予定枚数に達してしまった一方、フィガロ吹はオケの会場よりもキャパが若干小さいにも関わらず本番前日まで予定枚数配布終了になりませんでした。

いち奏者としては「うわ~もしかしてお客さん少ないのかな~もっと宣伝がんばればよかった……」と後悔を感じつつ残念がっておりましたが、前日に予定枚数到達の報を聞いて喜びと同時に気を引き締めておりました。

当日朝に京浜東北線が止まるというアクシデントがありましたがメンバーはほぼ全員集合時間に間に合い、たまたま来ていた服が客席の布の色がほぼ同じで、カメレオンみたく客席と同化している指揮者および代表のロックをガン見しながら音響と演出チェックをこなしました。この時ティナ、マッシュ、セッツァー、リルム、セリス(クラと歌どちらも)、シュン、そして私エドガーは既に衣装をほぼセッティング済み。ロック、モグ、カイエン、シャドウはプレコンに出るため、まだ通常の服でした。

この時に音響照明演出云々をもちろん気にしてましたが、セリスとリルムがギャンかわいいなんですよね……近くで演奏していた人は謎のプレッシャーを感じていたのではないでしょうか……楽屋で撮影会が開かれるのも時間の問題でしたね……

とホールでの練習を昼頃に追え、開場までの時間で衣装の最終チェックとかしようかなと思っていたら同じ楽屋だったセッツァーが廊下に飛び出してきました。

「大変だ!!ブラックジャックが乗っ取られた!!!!」

何ィ~~~~!???どういうこと~~~???と思ったら楽屋からクラリネットの高音がぶわっと鳴り響きます。はいそうです。ここで流れたのはプレコン一発目を飾る高音Esクラリネットアンサンブルによる「飛空挺ブラックジャック」。舞台に出る前にコスプレ奏者組が使っている楽屋で最後のあわせ練習を始めたんですね。怯えながらアンサンブルを見守りました。カッコイイ編曲じゃないかーと思っていたらなんと編曲者は同じトロンボーンのシンスケさんなのだそうで。トロンボーンなのに木管の編曲できるなんて知らなかったよ。富山から乗り込んできてるし何者だったんでしょう?

んでプレコン本番です。

しっかし申し訳ないのですがプレコン聞けなかったんですよ……なのにレポートを書く矛盾をお許しください。

理由はプレコン一発目のEsクラリネットアンサンブルの出演後に必要となる早着替え、具体的にはカイエンへの換装のサポートをしていたので……付け髭が落ちないかヒヤヒヤでしたがメッチャかっこいいカイエンの誕生をお手伝いできて大変光栄でございました。ほとんどモグとティナがやったんですけどね。

Esクラリネットの後はのバリトンチューバアンサンブルとサックスアンサンブルです。この2つは練習で何度か聴いています。

バリチューバアンサンブルは何が面白いってトロンボーンで出演のTenさんがまーたチューバ持ち込んで普通に演奏している所ですよね。本番でもトロンボーン2本にチューバセッティングしてて一体何パートなんだっていう。でも上手いんですよね。本編でもトロンボーンパートなのに一部チューバ吹いていますが、大迫力です。なんでトロンボーンにいるんだってなるレベル。

サックスはバリバリにうめえ人間が昼飯返上でストイックに練習していましたし(ところでサックスやってる人ってストイックな人多くないですか?もちろん個人の感想ですが……)、練習を聴いた時も完璧言うことなしなしな演奏でした。

これは完全に余談ですが本番前のチューニング時にまた楽屋に集合してきて、そのときたまたまエドマシュティータイムの撮影をしようとしていた瞬間だったのでサックスに囲まれながらお茶を啜るフィガロ兄弟という意味不明なオフショットがあります。

そういえば、本番ではステージからお客さん煽ったとか……いやー!生粋のエンターテイナーやで!!是非ちゃんと聞きたかった。

プレコン最後はオケでも同じ名前だった魔導艦隊の皆様。オーボエ、ファゴットのダブルリードとピアノの編成です。

この人たちの演奏は……練習でも聞かなかったのでまったく未知でした!!!

とはいえみなさんやっぱりとっても上手ですし、特にあのオーボエの音色はそろそろ規制されるんじゃないかってくらいいつでも情感たっぷり官能たっぷりなのでプレコンのラストに相応しい素晴らしい演奏だったのでしょう。

順調にプレコンが進むのを見守りますが、楽屋のテレビからはステージしかほぼ見えません。客席の埋まり具合を早着替えをしているシャドウに聞いたところ、「まあまあかな」と言っていたので、オケみたいにパッツパツに埋まっていることはなさそう、とか思いながら舞台袖に向かうのでした。

■入場~開演

舞台袖でお客さんの入りが気になるも、お客さんからコス奏者の姿が見えてしまうとサプライズが台無しなので我慢我慢。全員揃ってるか~みたいな確認をしてるうちに奏者入場へ。コスプレ奏者は後から入場だったのでお客様の反応を気にしながらゾロゾロ入りました。しかしぶっちゃけ緊張して反応がどんなだったかイマイチ覚えておらず…。ちょっとだけ喚声が上がったのはわかりました!そしてお客様たくさんいらっしゃるじゃん!!という驚き。

まだ1音も出してないのに若干のやりきった感を胸に指揮者のロックを待ちます。

さすがに奏者がああなら指揮者のコスプレ姿は予想通りだったのか、喚声はそこそこでしたけど拍手をたっぷりもらいます。それにしても指揮者ロック麗しいな。じゃなくて。怪しく静かに演奏会、一曲目の予兆が始まります。

と……ここでまさかの……次回に続く……!!!

いや書きすぎたんですよ単純に。ここまでで3000字ちょっと、全部あわせると2万字強のボリュームなのでいっぺんに読むと疲れると思いませんか?

ということでまた次回!!